阿波リトリート

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2016-01-01から1年間の記事一覧

気を送るより響き合おう

先日、我らが大先生・野口晴哉先生のエピソードをある方からうかがいました。 その方は野口先生の晩年のお弟子さんで、若い頃、余命半年と宣告された末期がんの方をみて「自分の施術ではどうにもならない」と、野口先生にみて頂いたそうなのです。すると野口…

へその下で息できますか

整体の仕事を本格的に始めてから、体調の悪い人と接する機会が増えましたが、最近はその人の呼吸に目が行くようになってきました。体調が本当に悪い人というのは、総じて呼吸が浅いです。逆に不調であっても呼吸をしっかり腹でしている人は安心して見られま…

梅雨の手当てで雨滴声を楽しむ

「雨滴声」という禅語があります。 一口に雨音と言っても、屋根を叩く雨音、草花に降りしきる雨音、軒先から一滴ずつ垂れていく雨音、様々です。色々な雨音に耳を傾けていると、何とも面白く静かな気持ちになります。 しかし身体にとって梅雨というのは実に…

神山の茶葉で紅茶づくり

梅雨になりました。 肌にまとわりつくような湿気は鬱陶しい限りですが、畑の野菜と草たちは大いに元気で伸び盛りです。 花の季節の春が終わり、近所ではスダチ、柿、キウイ、それにザクロも小さな実をたくさんつけています。 少し前になりますが、五月初旬の…

「息が浅い」は「吐けていない」

元気な身体は、下腹部を中心に呼吸しています。 病気になったり心身がくたびれると、息が浅くなり胸や肩で呼吸するようになります。 整体師は、どんな時でも相手の息が深くなるように整体を行います。息が深くなれば、あらゆる異常は改善に向かいます。 だか…

整体は深い眠りのために

最近、朝起きると鳥の歌声がすごい。 ウグイス、ヒヨドリ、ツバメ、ヒバリ・・・ 鳥の鳴き声で目を覚ますというのは優雅なようですが、朝っぱらから余りに騒々しいので笑ってしまうこともあります。彼らの寝起きの良さを見習いたいものです。 さて眠りの話で…

さよなら、花粉症

私はもともとかなりひどい花粉症の持ち主です。整体では排泄を大事にしますので、鼻のかみ過ぎで鼻が真っ赤になっていても、「これも体の欲求だ」と許容してきました。 しかしある人から「整体師が花粉症ってあかんやんけ」と言われ、「言われてみればその通…

福は内、鬼も内・・・これ整体の奥義なり!

整体の生みの親、野口晴哉先生のお宅では、豆まきの時に「福は内、鬼も内」と言っていたそうです。 これは整体の奥義だと思います。 首のコリを感じた時、人はしゃにむにそれをほぐそうとします。しかし多くの場合、そうすると消えるどころか、ますます強く…

干し柿づくりと「こうじの木」

12月から年始にかけては乾いた空気の晴れた日が多かったので、干し柿、干し芋、干し椎茸に切り干し大根と、乾物づくりにいそしみました。 中でも今年がんばったのは干し柿づくりです。 干し柿用の、それは大きな渋柿を40個、皮を剥き、熱湯で消毒して、シ…