阿波リトリート

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「息が浅い」は「吐けていない」

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元気な身体は、下腹部を中心に呼吸しています。

病気になったり心身がくたびれると、息が浅くなり胸や肩で呼吸するようになります。

整体師は、どんな時でも相手の息が深くなるように整体を行います。息が深くなれば、あらゆる異常は改善に向かいます。

だから元気になりたければ、息を深くすればよいのです。

ところが、息を深くするというのはなかなかに難しいのです。

深呼吸しようとすると、大体、息を吸おうとします。特に「下腹部で吸おう」とか「胸いっぱいに吸おう」と、意識して頑張れば頑張るほど、息は浅くなっていきます。

 

息を深くするには、まずは吐くことです。力を入れて吐き切るというよりも、頭や身体の力を抜きながら息を漏らすように吐いていくことです。まるで深い眠りに落ちるようにして息を吐き切ります。すると次の吸う息が自然と深くなり、全身の細胞の隅々にまで活力が行きわたるように感じます。

呼吸が浅いというのは、緊張によって十分に息が吐けていないということだと思います。

息が浅いと感じる人は、難しいことは考えずに、ぜひゆったりと息を吐き切ってみてください。

きっと自然と深い呼吸を体感できると思います。

 

※写真は散歩中にあぜ道で見つけたサボテンの花です。