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阿波リトリート

神山整体堂のblogです。ホームページはこちら。http://karadakobo.wix.com/seitaido

風邪でデトックス

f:id:karadakobo:20151213213800j:plain風邪というのは、世間的には悪者あつかいされがちです。風邪を引けば、すぐに風邪薬を飲むというのが一般的な日本人の習慣となりました。しかし風邪は、身体が引きたくて引くものなのです。私たちは日常生活を送る中で、身体に様々な負担をかけます。疲労、食べ過ぎ、呑み過ぎ、冷え、精神的ストレス・・・。風邪は、それらをリセットするためのものなのです。
 風邪を引くと、文句なくしんどく、苦しくなります。すると普段通りの行動が難しくなり、休養せざるを得なくなります。風邪は身体からの「休め」の合図です。
 ところが、これを風邪薬などで抑え込んでしまうとリセットすべき身体の負担が身体に残るだけでなく、表面から奥に引っ込み凝縮します。そしてより重たい病気の原因となるのです。だから野口整体では風邪を悪者扱いせず、むしろ風邪を通して元気になることを目指します。

 とは言っても、とにかく風邪を引けば元気になるというものでもありません。風邪で元気になるには、やはり風邪の身体を丁寧に扱う必要があります。
 風邪で大事なことはまず、熱と汗を出し切って水分を摂ることです。熱は細菌を殺し、免疫力を高めます。普段冷えている人は、熱を出すことでそれを緩和することもできます。熱が出たからといって簡単に解熱剤を飲むのはあまりにも安易です。40度以下の熱は積極的に出しましょう。熱が出れば、汗をかきます。汗をかけば血中の老廃物が出ていきます。疲れも抜けます。汗をかいたら水分を摂りましょう。古い水が汗で抜けて、新鮮な水が体中を潤していきます。
 次に大事なことは、頭をゆるめることです。特に目を使わないようにします。暇だからといってスマホやテレビを見過ぎては、風邪の後すっきりすることはないでしょう。そもそも風邪で頭痛があれば、
頭がくらくらして何かを見たり考えたりすることが難しいはずです。そういうときは素直に頭を朦朧とさせておいた方がよいのです。するとたまっていた頭の疲れが抜けていきます。
 こうしてきちんと風邪を経過すると、身体が生まれ変わったことに気づきます。頭と体がすっきりします。私がいつも驚くのは、風邪を引いた後自分の唇を触ると、まるで何かを塗っているみたいにツヤツヤと潤っていることです。

 ところで最近、デトックスということで岩盤浴やら断食やらが流行っています。スマホやパソコンから離れる「情報断食」ということまで言われだしました。これらが実は風邪の症状に対応していることにお気づきですか。熱と汗が出る=岩盤浴、食欲が減退する=断食、頭を使えなくなる=情報断食。風邪というのは、まさに自然のデトックスなのです。風邪を風邪薬で抑え込みながら、デトックスにお金をかけるとは、なんとも馬鹿げたことに思えます。ぜひ風邪というものとうまく付き合って、身体を磨いて頂ければと思います。

 最後に具体的な手当て法を記しておきます。

①足湯:これは鉄板中の鉄板の手当て法です。桶にお湯をためて、くるぶしまでお湯につけます。6分して、赤くなってない、冷えて感じる方の足をさらに2分。するとカーッと熱が出てきます。そのあと、冷えの急所である足の中指と薬指の溝を広げておくとさらに効果があります。
②後頭部の温湿布:これは微熱が続いたりして、熱がうまく出きらないときに使います。熱い蒸しタオルを後頭部の膨らみの下あたりに当てます。うまくいくと熱と汗がどっと出て、その後、身体がすっきりします。汗が出たら衣服を替えて汗を冷やさないことが肝要です。
③頭の穴への刺激:頭痛がひどいときに使います。頭には皮膚の下にいくつか穴が開いています。敏感な人なら縦横に走る溝を見つけるかもしれません。穴や溝を押えることで頭の緊張がとれて、頭痛が和らぐことがあります。